キャンプ記事

キャンプ初心者が失敗しないテントの選び方 基本解説

テント

キャンプは自然との触れ合いやリラックスした時間を過ごすための素晴らしい活動ですが、失敗しないキャンプ体験をするためには、適切なテントの選択が不可欠です。
テントはキャンプの快適さや安全性に直結する重要な要素であり、シーズンや目的に応じた適切な選択をすることが重要です。
しかし、テントの種類はたくさんあり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者でも迷わずにテントを選ぶための基本的なポイントを丁寧に解説します。
テントの種類や特徴、使い方、さらにはおすすめのテントまで詳しく紹介します。
ぜひ、自分に合ったテントを見つけて快適なキャンプを楽しんでください。

テントの基礎知識

テントは屋外での宿泊やキャンプで利用される仮設の住居であり、ポールやフレーム、シートなどの素材で構成されています。
一般的なテントは防風や防水性能を備えており、キャンプやハイキングなどのアウトドア活動に必須のアイテムとなっています。
主な役割は、屋外で寝泊まりする時に天候や虫から身を守るために使用します。
テントの種類は非常に多く、「ドームテント」「ツールームテント」「ワンポールテント」「ティピーテント」「カマボコテント」などがあります。

テントの使用例

テントはキャンプ以外にもさまざまな使用例があります。
例えば、登山家や探検家は過酷な環境での野営に使用し、イベントやフェスティバルでは仮眠スペースや物品の保管場所として利用されます。
また、災害時の避難所や野外での作業場としても活用されます。

テントの選び方

テントの選び方には、以下のポイントがあります。

サイズと収用人数

テントは使用する人数に合わせてサイズを選びます
テントごとに2〜3人用、4〜6人用などが定められています

シーズンと目的

主に使う季節を考慮してシーズンに合った機能の有無を確認しましょう
夏ならば風通し、冬ならば防寒性やストーブが使えるかどうかなど

耐久性や防水性

テントの素材や構造によって耐久性や防水性も違ってきます
デザインだけでなく、機能性もしっかりと確認しましょう

手軽さ

テントのサイズやタイプによって設営や撤収時の手間が大きく変わります
初心者の方は手間の少ないものをおすすめします

テントの種類と特徴

世の中には様々なテントが存在します。デザインやサイズ感、金額や使い勝手など選ぶ基準は人によってまちまちです。まずはどんな種類があるのかを知っていただきたいと思います。
とりあえず今回は初心者の方へのおすすめとして3つに絞りました。

ドームテント

【特徴】最もポピュラーなテントで設営が簡単なものが多い
    ドーム型のフレームで安定感があり、中央の室内空間は広く高さもある
    2〜4人用が一般的ですが、6人用や8人用という大型タイプも存在する

利点】設営が簡単なものが多いのに強度や安定性は抜群
    軽量のため、携帯性や収納性が良い
    ドーム形状の傾斜した屋根なので雨水の排水性に優れている

欠点】中央は天井も高く頭上スペースにゆとりがあるが端に行くと圧迫感を感じる
    閉じた構造により空気の循環性(風通し)が悪い傾向にある
    テント内レイアウトの自由度が低い

ツールームテント

【特徴】内部が2部屋に分かれていて、寝室とリビングスペースを独立させることができる
    2〜4人用が一般的でファミリーキャンプ向けでは圧倒的な支持がある

利点】テント内で部屋を区切れるため、プライバシーが確保される
    中のスペースが広く、散らかりがちな荷物にも困らない
    出入り口や換気窓があるので通気性が良く結露もしにくい

欠点】基本的に1人で設営するのは困難
    サイズが大きいことに比例して重量も重たく収納時もスペースが必要
    8人用など大きなタイプでは使用できないキャンプ場もある

ワンポールテント

【特徴】その名の通り、ワンポール=1本のポールで構造がシンプル
    1〜3人用が一般的でパーツが少ない分コストが安い

利点】1人での設営も楽であり軽量化つ携帯性にも優れている
    パーツが少ない=シンプルな構造=壊れにくい
    ポールを中心にテントが広がるので風に強く安定性がある

欠点】テント内では中央エリアは問題ないが端では中腰必須
    中心のポールが意外と邪魔
    ポールで支えているため地面がぬかるんでいると少し不安定

テントの使い方

テントの使い方には以下のポイントがあります。

適切な地面の選択

平らで安定した地面を選び、突起物や岩などの障害物がないことを確認しましょう

テントを用意

テントが入っていた袋からテントを取り出します

テントの設営

テントの設営手順を理解し、ポールやフレームを組み立て、シートを張りましょう
テントが立ち上がったら必要箇所にペグを打ち込んでテントを固定します
その後、テントのインテリアも整えて快適な空間を作りましょう

予算を立てましょう

テントの種類が分かったあとはこれから取り揃えるキャンプ用品の全体感からテントへの予算を決めていきましょう!
とりあえず一回キャンプを体験したいという方はレンタルという選択肢も全然ありだと思います。
レンタル費用の相場としては、小型テント1,000〜3,000円/1泊、中型テント2,000〜5,000円、大型テント4,000〜10,000円です。

さて、ここでの本題は購入する方の予算の立て方ですのでわたしの考えをお伝えします。
購入費用の相場としては、小型テント5,000〜20,000円/1泊、中型テント10,000〜40,000円、大型テント30,000〜100,000円です。
キャンプ用品はテント以外も揃える必要があるのでテント費用は全体予算の半分が目安となります。

おすすめのテント

ここでは【安心・安全】【設営が簡単】【コスパ】の観点からおすすめのメーカーをいくつか紹介します。

【安心・安全】自然の中で過ごすキャンプにおいてテントは身の安全確保において重要な役割を果たします。フレームやシートの強度が安心感にも繋がります。

【設営が簡単】キャンプではテントの設営から始まり帰る時にはテントを撤収して終わります。この作業が簡単かどうかでキャンプでゆっくりくつろげるかどうかも変わってきます。

【コスパ】安心・安全に過ごせて設営が簡単という要素を満たして尚且つコストが高くないもの。ただ単に安いというものではなく必要最低限の機能があるもの。


コールマン(Coleman)
エントリーモデルを豊富にラインナップしている。
レンタルでもよく扱われているメーカー


スノーピーク(snow peak)
新潟燕三条発のブランド
アフターサービスが充実している 全製品「永久保証」


ディーオーディー(DOD)
オリジナル性が高くユニークな商品を多くラインナップ
うさぎロゴのカマボコテントが有名


オガワ(OGAWA)
創業100年を超える老舗のアウトドアブランド
テントは質実剛健な作りでコアなファンが多い


テンマクデザイン(tent-Mark DESIGN)
耐久性と機能性を重視した作りでかつデザインも洗練されている
ワンポールテントにおいてはバリエーションが多い
販売店は基本的にWILD-1のみ


テントを検討の際はこちらの記事も参考にしてください

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購入は実店舗 or ネット販売

まずは購入の前に実店舗で購入候補の商品を見にいきましょう!
アウトドア用品店では実際にテントが設営されていて触ったり、中に入ったりすることが可能です。
おそらく金額面ではネットの方が安いかと思います。
しかし実店舗では型落ち品が大特価になっていたり、定期的に大型セールも実施しています。
こういったタイミングであればネット購入よりも安価になることも考えられます。
わたしも普段の買い物は基本ネット購入ですがテントなどのキャンプ用品は実店舗購入をしています。
みなさんがファミリーキャンプからキャンプを始めるのであれば家族みんなでどのテントにするかを一緒に決めるというのも非常におすすめです。是非とも最初のテントに愛着のわく一幕を選んでください。

購入検討の方はこちらの記事を参考にしてください

ブランド 選び方
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その他

ここまででテントの候補はいくつかに絞れたでしょうか?
さいごに捕捉として買った後に後悔しないポイントをお伝えします。
キャンプ用テントにおいては一概に「大は小を兼ねる」とは言えません。
当然、大きなテントは広く快適です・・・が設営・撤収の労力も大きいです。
せっかくの楽しいキャンプのはずがテントの設営が上手くいかなく夫婦喧嘩なんてことにならないためにも非常に大事なことです。
これは上で書いた家族で一緒に決めることの理由でもあります。
例え設営が上手くいかなくてもみんなで協力しながらテントを建てられればそれは良い思い出にもなる=キャンプで家族の絆も深まることになります。

ABOUT ME
そーま
キャンプ歴10年 キャンプギア沼歴8年 キャンプ関連のコンテンツを作成しています。 おうちで使えるキャンプギアも紹介していきます。 只今、長期プロジェクトとしてキャンプ場データベースを作成中

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