キャンプ初心者にとって、タープは快適なキャンプ体験を実現するために欠かせないアイテムです。
雨や日差しからキャンプスペースを守り、広々とした空間を提供してくれるタープは、多目的に活用できる汎用性の高いアイテムでもあります。
しかし、初めてタープを選ぶ際は、迷うこともあるかもしれません。
テントの次にタープを揃えていくのが王道パターンです。
本記事では、キャンプ初心者のためのタープの選び方と活用術について詳しく解説します。
さらに、おすすめのタープブランドや商品も紹介しますので、キャンプライフをより快適に過ごしたい方はぜひご覧ください。
タープを上手に活用して、心地よいキャンプ体験を楽しみましょう。
タープの基礎知識
タープはシート状の生地をポールやロープで支えることで設置されるアウトドア用のシェルターです。
タープの種類には、レクタングル型、ヘキサ型、スクリーン型などがあり、それぞれ独自の特徴があります。
さらに、タープの材質にはポリエステル、ナイロン、ポリウレタンコーティングなどがあり、それぞれの特性や耐久性について詳しく解説します。
タープの使用例
- キャンプサイトにタープを設置することで、直射日光や雨から逃れられる
- テーブルやチェアをタープの下に配置し、快適な食事やくつろぎの時間を過ごせる
- 低めに設定することでテントサイトの目隠し効果を得られる
- 雨の日にテント上に設置をすることでテントに直接雨が当たらなくなり、雨音で夜眠れない状況を軽減できる
- デイキャンプでは、テントを設営しなくてもタープがあれば手軽かつ快適なキャンプが可能
タープの選び方
タープを選ぶ際には、まず目的と予算を考慮する必要があります。
キャンプの人数や使用シーンに応じて適切なサイズと形状を選ぶことが重要です。
ポールやロープの取り付け方法も異なるため、使い勝手も検討しましょう。
さらに、タープの耐水性やUV保護などの機能も重要な要素です。
筆者のおすすめのタープの選び方は①予算を決める、②使い方を想像する、③テントとの相性の3ステップです。
①予算を決める
記事後半で紹介しますがタープの種類は膨大です。
まずは予算を決めることで選択肢を絞り込むことが大切です。
この時点では、1〜2万円とか3万円以内とか大雑把な予算決めで大丈夫です。
②使い方を想像する
予算立てができたら次は使い方を想像していきます。
ここでなぜタープを買いのかを改めて考えてみてください。
日差し対策?雨対策?オシャレだから?
この振り返りである程度は求めているタープの性能(収用人数・遮光性能・デザイン等)を絞ることができます。
③テントとの相性
最後にこれが一番大事なことです。
テントとの相性ですが必ずしもテントのメーカーと合わせる必要はないです。
同メーカーの同シリーズであれば当然相性は良いのは言うまでもありません。
但し、②の使い方でタープ単体でも使う方等は別メーカーも含めて選択肢を広げた方が良いです。
テントとの相性で気を付けるポイントは色味と質感の2つです。
そんなに難しく考えずに普段のファッションを選ぶ基準で考えてみてください。
タープの種類と特徴
レクタタープ
特徴
レクタングル(四角形)または長方形の形状を持つタープ
一般的で汎用性が高く、多くのキャンパーに人気
基本セッティングはメインポール2本+サイドポール4本
シンプルなのでさまざまなアレンジが可能
おすすめの使用シーン
ファミリーキャンプやグループキャンプで広くエリアを使いたい時
キャンプサイトでの日除けや雨除け、食事やくつろぎスペースの確保
ヘキサタープ
特徴
ヘキサゴン(六角形)の形状を持つタープで、風に対して優れた耐風性がある
基本セッティングはメインポール2本
スタイリッシュで開放感がある
一人でも設営可能
おすすめの使用シーン
風の強い地域や山岳地帯でのキャンプや登山、トレッキングなど
テントの居住スペースを簡易的に拡張したい場合
スクリーンタープ
特徴
メッシュ素材で作られており、通気性が高く光を透過する
メッシュ素材により、害虫や昆虫を防ぎながらも風を通すことが可能
プライバシーを保ちつつ、周囲の景色を楽しめる
おすすめの使用シーン
虫や昆虫が多いキャンプ地や湖畔、川辺などでの使用に最適
設営が簡単なものが多いのでテント設営前の荷物置き場や休憩所として
その他のタープ
ここまでに紹介したレクタ、ヘキサ、スクリーンがオーソドックスモデルなのでどのメーカーからも販売されていることが多いので初心者へおすすめです。
他にも下記のようなタープの種類がありますので参考までに載せておきます。
番外編
- ウイングタープ
- ペンタタープ(五角形)
- オクタタープ(八角形)
- ワンタッチタープ
- カーサイドタープ
タープの設営方法
タープの設営は、基本手順を押さえることが大切です。
適切な場所を選ぶ
タープを設置する場所を選びます。フラットで平坦な場所が望ましいです
タープを展開する
タープを地面に展開し向きを確認する
ポール、ロープ、ペグ、ハンマー等の必要なものを準備する
ペグを仮打ちする
ポールを立てる付近にポール1本に対しペグを2箇所仮打ちをする
ポールを立てる
タープのグロメットにタープ本体とロープを通してポールを自立させる
テンションをかける
ポールを自立させたらしっかりとペグダウンをします
その後、ロープの自在金具等でタープへテンションをかけていきます
調整する
タープの形状や高さ、角度を調整します
完成
タープがしっかりと設置され、安定していることを確認します